#9 愛する心

島唄の現代語訳に妄想しすぎました。小島が言うには、この島唄には「たくさんの別れや悲しみを乗り越えてきた島の人たちの心」が歌われているそうです。

日の光が差せば あなたの後ろに影が生まれる
光に微笑む表情もあれば 深い影には悲しみも宿る
あの日 光が消えてあなたの影も消え 私は一人ぼっち
分かつのは誰のせい?
海と空は揺らぎながら触れ合い 分かつことは出来ない
いつかきっとその日は巡って来る いっしょにいるから
風と波と雲と木が二人を繋いでくれたら
必ずまた あふれんばかりの笑顔をもらえる日が来る

私がこの訳を聞いて最初に思いついたのは、イザナギが黄泉の国までイザナミに会いに言った話です。古事記ではイザナギは黄泉比良坂を岩で封じ二柱の神々は永遠に決別することになるのですが、それはあくまで大和朝廷側の視点。この島にかつてのクレタ島のように海洋貿易で栄えた別系統の神話を持つ文明があったとして、その視点から語たりつがれた歌と考えると別の物語が見えてくる。最後の一説は一度は死んだ神、イザナミの復活を示唆しているようにも見えます。現に島の近海には、かつて栄華を極めたとおぼしき神殿跡(ルルイエ?)が沈んでおります。そうなると、イザナミの住まう黄泉と現世(うつしよ)とを繋ぐゲートが再び開かれるということでしょうか?

個人的にはこの現代語訳すらも、現政権に都合よく捻じ曲げられて伝えた物であり、正しい発音で韻をちゃんと踏むとまた別の過激な解釈が生まれるとかあると楽しいなぁ、、、とまぁ、そんな妄想はお風呂シーンの前ではやっぱりどうでも良かった。

しかし、、、最近毎日みゆきちの声を、それこそ全盛期の能登麻美子並に、聞いてるきがする。