サマーウォーズ

田舎ってやだねぇ。

今日は、高の原のシネコンがちょうど割引日でしたので、見に行きました。見た人には分かりますが、8月1日にこの映画を見れたのは痛快でした。

ただ昨日逆シャアを見たのは完全に失敗でした。素直に魔女卓見ていれば、多分もっと楽しめました。田舎から上京した女の子が都会の冷たさを知る物語をここに持ってきた金曜ロードショウの編成はもっと褒められてもいい。それに引き換え、 「今すぐ愚民どもすべてに英知を授けてみせろ」ですよ。しかもνガンダムは伊達じゃないし。もうだめだ。チェンのパンツが見えそうで見えないのが気になってBSからチャンネルをかえなかった私のバカ。読売テレビにすればモロパンがいくらでも見れたのに、、、

映画の感想は正直いうと微妙です。SF考証に突っ込みどころがあるのとか、先輩の声が微妙にアレなのとか色々あって、素直に楽しめませんでした。単純に私が田舎イズムが嫌いだからマイナスのバイアスが掛かって見えているだけかもしれません。ひぐらしみたいに田舎の裏も表も描くのは嫌いじゃないですが、2時間という尺でそこまで表現するのは難しいですかね。ただ、親類の多くが地方公務員をやってるのには名家のブラックな一面を感じさせられて笑えました。大学に納入されるコンピュータがなぜそこに発注されるのか、とかもうね。

役者さんも微妙に不満です。主人公は朴訥としたキャラが演技にあってましたが、先輩は声優さんにやって欲しかったです。先輩はもっと萌えキャラしててもいい気がするんですが。でも芝居が上手い人がこのキャラやったらかなり嫌な女になっちゃう危険性はありますね。

また、声優を使わないんだったら、絵は貞元じゃなくてディズニーじみた漫画絵にしてしまうとか。上記の突っ込みを誘引する諸悪の根源は貞元絵にあるような気がします。「これは夏休み子供向けアニメですよ」みたいなデザインにしていてくれれば、奇想天外なドタバタ映画として楽しめたはず。無駄にオタを惹きつけるデザインにした罪は重い。

あと細かいところですが、カプセルに再突入後制御用の羽がついてるのは笑えました。科学実験衛星のカプセルを海に落とすのにそんなのいらんので、実は弾道ミサイルの研究をしてましたとかそういう裏設定があるのかも。

花札のシーンもなー。もっとヒリヒリしたものださんとあかんと思うのですが。この一枚に一千万人が掛かっているというヒリヒリ感。さらにここで倍プッシュこいこいとなれば、もっと「ざわっ」としてもいいはず。タメが欲しい。池田でももう少し考えて牌を切るはず。

当初個人的に期待していたのは、この世界に溶け込んでいない(ように見える)キャラとして出てきた佳主馬に対し、侘助おじさんが「エクソダスするかい?」って誘ってくる展開を期待してたんですけどね。まぁ、こいつらは最後まで逃げずに大阪城に残って玉砕するのが美学なのかもしれん。あれ? でも今までお家が残ってるってことは、家康方についた真田信之の家臣ということだよね、、、

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*1:自分で「映画」カテゴリ作ってたの忘れたのでタイトル修正