#13 微熱

「マスコミと結託し商業主義に走った連盟が高校生を食い物にしている」
なんてタイトルにしたらたくさんはてブもらえたりするのかねぇ?

今回は藤田プロの「運だのみで対戦数が少ないルールに変更になった」という発言に、想像力の羽が広がってしまいました。

といのも、大会に入ってからずっと疑問に思っていたのが、「何で団体戦は並列してやらんのだろ」という疑問です。競技場に十分なスペースがあれば、先鋒から大将まで並行してやってしまった方が圧倒的に効率的です。テニプリスみたいに競技場に広い敷地が必要な場合は団体戦でも一試合づつやるのはあるかと思いますが、並列して打てば同じ時間があれば5倍試合ができます。その方がずっと運の要素が少なく実力差が結果に現れやすいハズです。でもそれをしない。何故か。

まぁ、直接的な理由は「物語」上の要請から来ているのでしょうが、そこをもう少し自由に発想して、「麻雀の競技人口が数億人を超えプロの麻雀プレーヤーが世界の注目を集める」世界はどのようなものかと想像してしまうのですよ。

そういった世界では高校の地方大会から有力選手にマスコミが張り付き、変なキャッチコピーを持ったスター選手のお涙頂戴のエピソードが求められ、よりドラマチックで運頼みの展開になるようルールが改正されていったのかなと。先鋒から一人つつ戦う方式も、アナウンサーが絶叫したくなるような「物語」を作っていくには非常に都合がいい。視聴者も一度に一つの盤面に集中すればよいし。

逆に言うと、咲のルールは、麻雀漫画を盛り上げるという点では非常に上手い設定になっているということですかね。

ちなみに今回は透華のアホ毛がうにうに動いていて、動きが少ないアニメの中で、アニメ的な見せ場になってるのがよかったです。